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骨を強くするコラーゲンの効果
骨はカルシウムでできていると言われるように骨の成分の70%がカルシウムやリンなどの無機質であり10%が水分ですが、残りの20%を占める有機質のうち90%がコラーゲンなのです。
コラーゲンは骨の中でも網目状に張り巡らされていて、そのコラーゲンの網目にひっつくようにカルシウムやマグネシウム、リンといったミネラルがびっしりと詰まっています。
このようにしてコラーゲンは、その弾力性によってカルシウムの硬いけれどももろいという性質を補って折れにくい骨をつくってくれているのです。
◎骨粗鬆症に対するコラーゲンの効果
骨粗鬆症は骨のカルシウム量が減少していき骨がスカスカになる病気です。
特に閉経を迎えた更年期の女性によく見られる症状です。
骨粗鬆症になる原因にはホルモンの関係などいろいろありますが、コラーゲンの減少もその1つに挙げられます。
コラーゲンの体内での生産量が減少し、骨に含まれるコラーゲンが老化して弾力性を失い網目のすき間が空いてしまうと、骨からカルシウムが失われやすくなるのです。
また古くから蛋白質がカルシウムの吸収を促進することが知られていますが、コラーゲンにはその効果が高いと言われるグリシン、アルギニン、リジンなどのアミノ酸を多く含んでいますので骨の形成自体にも貢献しているのではないかと言われています。