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コラーゲンとビタミンC
コラーゲンのサプリメントにもいろいろありますが、コラーゲンとビタミンCを配合しているサプリメントをよく見かけます。
これはにはきちんとした理由があって、ただ単にコラーゲンとビタミンCという美容によい素材を一緒に配合しているという訳ではないのです。
◎コラーゲン合成にはビタミンCが不可欠
口から摂取された蛋白質は、いったんアミノ酸にまで分解されて、必要に応じてコラーゲンに合成されます。
コラーゲンはアミノ酸がたくさん集まってペプチド鎖となって、3本のペプチド鎖がお互いに螺旋状に巻き付いてできています。
このコラーゲン特有の3重の螺旋構造を形成するためには酸化酵素の働きによる化学反応が行われるのですが、この化学反応には酵素作用を補助する補酵素であるビタミンCが必要不可欠なのです。
つまり、コラーゲンが鎖になってつながっていくためにはビタミンCがなくてはならない成分なのです。
◎壊血病はコラーゲンの関係
壊血病という病気をご存じでしょうか?
壊血病は出血性の障害が体内の各器官で生じる病気で、ビタミンC不足が原因で起こる病気として知られていますが、実はコラーゲンと深く係わっています。
コラーゲンは体内で主に組織間をつなぐ働きをしていて肉体に適度の硬さと柔軟性を与えていますが、ビタミンCが不足すればコラーゲンは不完全な形となってしまい、体内でコラーゲンとして正常に機能することができなくなってしまいます。
そうすると皮膚や粘膜、歯肉などがもろくなってしまい、すぐに出血しやすくなったり、傷口がなかなか治らなくなったりするのです。
ですから、コラーゲンを体内で効率よく合成するために、オレンジやグレープフルーツといった柑橘類などビタミンCを多く含む食材を積極的に摂取するようにしましょう。