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コラーゲンペプチドとは?低分子VS高分子
コラーゲンペプチドとは、コラーゲンを酵素の力で分解し、分子量を小さくした低分子コラーゲンです。
ペプチドはアミノ酸が2〜50個結合したものをいいますので、50個以上結合したものをポリペプチドといいます。
ですから、アミノ酸がたくさん結合した巨大な高分子のコラーゲンを、ペプチドのレベルまで小さくしたものだということです。
ではなぜコラーゲンペプチドのように低分子化するのでしょうか?
私たちが摂取したコラーゲンは、実はコラーゲンそのままの形で皮膚や骨など体に必要な場所にたどり着くのではありません。
コラーゲンはほかの蛋白質同様消化酵素によってペプチドを経過し、さらにアミノ酸にまで一旦分解されるのです。
つまり、コラーゲンペプチドは、体内で消化酵素によって分解される前に、前もって小さく低分子化しておくことで、コラーゲンの体内吸収を早くし、吸収率を高くしようという狙いがあるのです。
また、コラーゲンペプチドは、ゼラチンのように冷却しても固まらないというメリットがあります。
固まらないことによって飲むコラーゲンのようにドリンクに配合することができ、ゼラチンとして摂取するよりコラーゲンを大量摂取することが可能になりました。
一方、低分子のコラーゲンペプチドを疑問視する声もあります。
それはコラーゲンペプチドは、人工的に作られたもので自然界に存在しないため、消化吸収の過程で体に負担がかかるのではないかというものです。
よって、自然な状態の分子構造である高分子のコラーゲンを摂取するほうが体に負担がかからずよいということです。
今のところメーカーが低分子コラーゲンをアピールしたため低分子コラーゲンのほうがよいという考えが一般的に広がっていますが、低分子コラーゲンと高分子コラーゲンのどちらがよいかという科学的な根拠はなく、今後のコラーゲンの機能性研究の進展を待っているのが現状です。