トップページ > コラーゲンの効果 > 高血圧を予防・改善するコラーゲンの効果
高血圧を予防・改善するコラーゲンの効果
高血圧は中高年の多くが抱える病気で、痛みなど自覚症状がないまま恐ろしい合併症をひきおこすため、サイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれています。
コラーゲンにはこのような皆さんを脅かす高血圧を予防・改善する効果があることがわかっています。
◎血管の主成分はコラーゲン
血圧が高くなる原因はいろいろありますが、高齢者の多くにおこっているのが血管が厚く硬くなる動脈硬化によるものです。
加齢に伴い血管は次第に柔軟性を失い硬くなっていくのですが、、そうすると心臓から血液が送り出されても血管は拡張することができなくなり、通常より狭い空間を無理に通過しなければなりません。
心臓は血管の状態がどうであれ必要量の血液を送り出そうとしますので、血管の壁に血流の圧力がかかり、高血圧になってしまう訳です。
ですから、血管が硬くなることを防げば高血圧は予防・改善できるのです。
血管の主成分はコラーゲンでできていで、コラーゲン線維によって血管壁は弾力性を保っています。
血管には絶えず細かな傷が生じており、その傷をコラーゲンが修復しているのですが、コラーゲンの合成量が減少して傷の修復をできなくなると、そこにコレステロールなどが付着して血管が狭くなり、弾力性もなくなって動脈硬化になってしまいます。
ですから、コラーゲンを摂取することで血管の老化を防止することができますので、高血圧の予防・改善になるということです。
◎コラーゲンが血圧を上昇させるホルモンをシャットアウト
血圧は主に血液量の増減や血管の拡張・収縮によって高くなったり、低くなったりするのですが、この血圧のコントロールを行っているものの1つが腎臓なのです。
腎臓からはレニンという酵素が分泌されて、アンジオテンシンTというホルモンを作り出します。
さらにアンジオテンシンTは、ACEという酵素によって細動脈を収縮させるアンジオテンシンUというホルモンに分解されることで血管が収縮し、血圧が上昇します。
またアンジオテンシンは、塩分と水分の保持を腎臓に命令するアルドステロンというホルモンの副腎からの放出を引き起こします。
体内の水分量の増加すると血液量も増加しますので血圧が上昇します。
さてコラーゲンがこのメカニズムにどのように係わっているのかというと、コラーゲンにはアンジオテンシンTをアンジオテンシンUに変換するACEという酵素の活動を阻害するペプチドが存在しています。
このペプチドの働きによってアンジオテンシンUの生成が抑制されますので、コラーゲンを摂取すると血圧の上昇を抑制されるのです。